FRaU SDGs最新号は、「ネイチャーポジティブ経営」のヒントにも
本日、2025年5月29日(木)、FRaU SDGs最新号「生物多様性とダイバーシティ。」が発売になりました。
生物多様性に寄与するアクションは、「ネイチャーポジティブ(自然再興)」と表現され、近年ではESG経営の文脈で重要なキーワードとなっています。その背景には、2022年、生物多様性条約締約国会議(COP15)で採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」において「ネイチャーポジティブ」の方向性が提示。2050年ビジョン「自然と共生する世界」にむけ、自然を回復軌道に乗せるために、生物多様性の損失を止め反転させるための緊急の行動をとることが2030年ミッションとされていることが大きく影響しています。
その中で、同号では、これまで別文脈で語られていた「ネイチャーポジティブ」と「ダイバーシティ」を掛け算で捉えることで、多様性の本質に迫っています。生物多様性への理解だけでなく、本質的なダイバーシティへの取り組みのヒントを得ることもできるFRaU SDGsの最新号を、ぜひご覧ください!
編集部コメント
FRaU SDGs特集26冊目は、SDGsを推進する上でキーとなる「多様性」の特集。これまでは、自然や動植物の多様性である「ネイチャーポジティブ」と、人間の多様性である「ダイバーシティ」は、別の文脈で語られることが多かったように思います。また、絶滅する動物や、差別される人間が可愛そうだから改めよう、という側面だけで語られることも多かった。多様であることは、豊かさにも、しなやかで再生力のある強さにもつながります。ネイチャーポジティブとダイバーシティは別のものではなく、掛け算で考えるほうが、より「多様性」につながるのでは? という仮説から、この特集は生まれています。
ネイチャーポジティブからダイバーシティに、テーマはグラデーションのように展開します。全体として、「多様性」の本質に触れてもらうことで、自分には何ができるのかを考えたくなるような一冊に仕上げました。編集部としては、世界の断絶が進行してしまいそうな今こそ、1人でも多くの方に読んでいただきたいと願っています。
FRaUでは現在、FRaU SDGs2026年1月号(2025年12月発売)「その恵みを次の世代へ。~木と森、そして海のこと」に出稿してくださるパートナー企業さまを募集中です。ご興味のある方はぜひ、下記詳細をご覧ください。
↓特集の詳細はこちら↓
https://c.cstation.kodansha.co.jp/FRaU_250421_adstation.pdf